ABOUT ぬっくについて

ぬっくとは

ぬっくは、困難を強いられ、帰るところのない子どもたちの緊急避難場所です。
虐待や貧困、非行などによって家庭での居場所をなくし、心も身体も傷ついている子どもたちがいます。
私たちはそんな子どもたちに、身体を休め、
心を癒せる生活の場を保障するため、
”子どもセンターぬっく”を設立しました。

ぬっくの取り組む課題はこちら

ぬっくの思い

ひとりぼっちにしない

居場所のない子ども一人ひとりに、

生きていいんだよ
自分の力で歩める力を持っているんだよ
自分の人生を歩んでいいんだよ
一人でがんばらなくていい、
私たちがいつまでも寄り添うよ

という思いを伝えたい。子どもたちの心がじわじわっとぬくもり、
次の一歩を踏み出せるその日まで、ぬっくは子どもたちを包み込みます。

理事長紹介

玉野 まりこ

弁護士/
NPO 法人子どもセンターぬっく 理事長

玉野 まりこ

2015年1月、大阪弁護士会弁護士登録。非行、いじめ、体罰、児童虐待等子どもの権利・法律に関する仕事を多く手掛けている。
ぬっくには設立準備段階から関わり、設立時に理事に就任、2020年に副理事長となり、2022年6月に理事長に就任した。

  • 2022年6月、森本志磨子前理事長(現理事)の後任として、理事長に就任いたしました。
    ぬっくには設立時から理事として運営に携わるとともに、これまで、たくさんの子どもたちのコタンとしても活動を重ねてきました。
    今春、「ぬっくハウス」は開設から7年、「Re-Co」は開設から3年を迎えます。さまざまな 事情を抱えた子どもたちとの関わりを続ける中で、支援は緊急的・一時的な保護では完結しないことを目の当たりにしてきました。これまで通り、子どもたちの安心安全な居場所としての「ぬっくハウス」及び「Re-Co」の運営に力を注ぐと同時に、退居後のアフターケアも重視して取り組み、息の長い支援を行っていきたいと考えています。
    今後とも、子どもセンターぬっくの活動への温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

設立代表者(初代理事長)紹介

森本 志磨子

弁護士/
NPO法人子どもセンターぬっく初代理事長

森本 志磨子

生きづらさを抱えた若者たちが、「生きるのも悪くないな」と思えるような、社会での居場所のあり方などについて、退居した当事者や思いのある人たちや専門家の方たちと共に考え、実践していきたいと考えています。

初代理事長、森本からの
メッセージはこちら

  • 【経歴】
  • ・2000年10月に、弁護士登録。民事事件や家事事件を中心に活動している。
  • ・2002年10月より社会的養護の当事者団体Children’s Views&Voices(CVV)スタッフ
  • ・2010年4月より性暴力救援センター大阪(SACHICO)協力弁護士
  • ・2012年4月から2019年3月まで大阪府社会福祉協議会の第三者評価決定委員会(社会的養護分野)委員
    ・2012年8月より週末里親となる。
  • ・2016年4月から2022年6月まで子どもセンターぬっく理事長。現在は理事としてぬっくで活動している。

ぬっくの活動

シェルター事業

子どもシェルター 
ぬっくハウス

子どもシェルターは、虐待・貧困・非行などにより家に帰ることができず、 今日眠るところがないなど、居場所のない子どものための緊急避難場所です。
ぬっくハウスではおおむね15歳から20歳の女子を対象としており、子どもの入居期間は数日から2か月程度を予定しています。
入居した子どもに安心して過ごしてもらえるよう、24時間スタッフが常駐し、衣食住を提供します。
子どもには原則として担当の弁護士(コタン)が就き、スタッフや児童相談所職員と連携を取りながら、子どもに寄り添い、今後の生活や将来について子どもと一緒に考えていきます。

シェルター事業

自立援助ホーム 
Re-Co(りこ)

家庭にいられなくなった子どもたちが仕事や学校に通いながら、自立に向けて生活する場所です。

子どもたちは数か月~最大2年間の間、スタッフと共に生活しながら、生活リズムを整え、貯金をし、家事・金銭管理・対人スキル等を学び、経済的・精神的自立を目指します。

電話相談

電話相談

居場所がないなど、さまざまな生きづらさを抱えた子どもの悩みや相談を聴き、今後のことを一緒に考えます。子どもシェルター・自立援助ホームへの入居相談に限らず、子どもの相談を受け付けています。10代・20代の若者が対象で、性別を問いません。
必要に応じて弁護士が子どもの代理人に就き、無料で法的支援をおこないます。

悩みの例

  • 親に暴力を振るわれ、バイト代も取られる
  • 交際相手からも暴言を吐かれていて、行くところがない
勉強会・シンホロジウム

勉強会・シンポジウム

居場所のない子どもたちに関する諸問題について、参加者とともに考える勉強会・シンポジウムを年に2、3回程度、開いています。
スタッフや関係者だけでなく、ぬっくの活動に関心のある方々に広くご参加いただいています。
子どもの実情やその背景などへの理解を深めるとともに、支援者同士がつながる場にもなっています。

イラストレーター紹介

nono

プロフィール

nono

ぬっく出身。
親との関係悪化で心療内科に通いつつ高校を不登校により2年留年した経験を持つ。ぬっくで生活をしつつ無事高校を卒業。
絵を描くのが好きなので、ぬっくからの紹介により、デザイン会社で働き始める。