活動報告
自立援助ホームRe-Coは、2020年4月にスタートして、はや丸2年。
「自分で、自分の人生を選択していく。」これを生活全般で保障する。
自己コントロール感の回復や、自己選択力が育っていってほしいという思いから、それを目指してやってきました。
その一つが、月1回の、子ども本人も参加しておこなう「りこミーティング」です。
毎回、自分で目標を立て、その振り返りをする場とする。そのはずだったのですが、実際は、なかなかうまくいきません。
・ 小遣いを月2万円を上限とし、残りを貯金をしていく
・ 門限は22時
・ 外泊は、コタンと相談した上で、事前に外泊届を提出する。
など、大人からすれば、子どもの安全を守り、自立の準備をするために、最低限必要になると考えている約束ごとも、
「ルールが多すぎる。」
「稼いだお金は、全部自分で使いたい。」
「わかっているけど、守れない。」
など、子どもたちから理由が述べられ、守らない、ということも起きています。
生活での約束ごとを守らせることが大切なのではない。
子どもたち自身が、それが必要だと気づいて守っていこうと思えるようになってもらうには、 どうしたらいいのだろう。
受けとめること、信頼関係を築いていくことを大切にしてきた2年間。
ただ、受けとめることから自立へと、どうつないでいったらいいのか?そもそも、両者はつながっているのか?
3年目を迎える今、スタッフも運営委員も一緒になって悩み、考えていきたいと思っています。
写真はひなまつりの時の夕食です。投稿するのが遅く、季節外れになってしまいましたが…。
ケーキもついて、子どもたちは大喜びでした。