お知らせ
2022年6月18日、第7回通常総会を大阪弁護士会館とオンラインにて開催しました。
本会で森本志磨子が理事長を退任、新理事長には玉野まりこ(前副理事長)が就任いたしました。
(森本につきましては、今後はぬっくの理事として、活動に関わっていきます)
玉野からの理事長就任のご挨拶文、また森本からの理事長退任のご挨拶文を掲載しておりますので、是非ご覧ください。
理事長就任のご挨拶(玉野まりこ)
2022年6月18日に開催された定時総会において、前理事長森本志磨子さんの後任として、理事長に就任いたしました。
2016年4月に子どもシェルター「ぬっくハウス」を開設して6年、2020年4月に「自立援助ホーム「Re-Co」を開設して2年が経過しました。この間、さまざまな困難を抱えた百数十名の子どもたちを迎え入れ、地域へ送り出す中、緊急的な保護や一時的な自立支援では完結しないことを目の当たりにしてきました。
今後は、これまで通り「ぬっくハウス」や「Re-Co」での日々の生活を大切にしつつ、退居後に社会で孤立しないよう、アフターケアにも重点をおいて取り組んでいきたいと思います。
10代後半の子どもたちは、ただでさえ心や身体が不安定に揺れ動くところ、背景に虐待や貧困等の事情がある子どもたちには、さらに粘り強い関わりが求められます。一筋縄ではいかないこともたくさんあります。そのような子どもを真ん中に置き、子どもと対話をしながら、時には失敗にも寄り添い、温かく息の長い支援を続けて参る所存です。
今後とも、一層のご支援・ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
理事長退任のご挨拶(森本志磨子)
2016年の設立当初より、皆さまには子どもセンターぬっく(以下「ぬっく」といいます。)の活動にご理解、ご支援いただき、誠にありがとうございます。振り返れば、たくさんのご迷惑をおかけしたにもかかわらず、内外よりあたたかいご支援とご指導を賜りましたことは、とてもありがたく、この場をお借りして改めて心より感謝申し上げます。
このたび、私自身の理事長としての役割は一定担い終えたと考え、さらなるぬっくの発展のため、2022年6月18日の総会をもちまして、6年間務めました理事長を退任しました。後任は、すでに精力的に活動しておられる副理事長の玉野まりこさんが就任され、始動しております。
今後は、ぬっくの活動を始める原点となった週末里親や、社会的養護の当事者団体Children’sViews & Voices(CVV)の活動などを再開しながら、一理事として、生きづらさを抱えた若者たちが、「生きるのも悪くないな」と思えるような、社会での居場所のあり方などについて、退居した当事者や思いのある人たちや専門家の方たちと共に考え、実践していけたらと思っております。今後とも、子どもセンターぬっくへの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。